神待ち家出少女と出会えました。真夜中、小腹が空いたんでコンビニに買い出しに行った時に外でたむろっていた少女が一人いました。誰もが一度は見たことがある光景だと思います。しかし今は冬です。寒いです。そんな中一人でコンビニの外で座り込んでいたらさすがに心配になってしまいます。
しかもこの子は出会い系サイト【神待ち掲示板】で連絡を取り合った相手を待っていました。
しかし
案の定すっぽかされて途方に暮れていた状態でした。
そんな時に声を掛けて話をしている時に、神待ちという事を知りました。
「神待ちは私みたいなどうしようもない人間の事を言うんだよ」
その子はかなり落ち込んでいてなんで神待ちなんかをしているのか聞いてみたら
「親が毎日毎日ケンカして、もう家に居たくないから」
家はコンビニからそれほど遠くないから送ろうとしたけど全く言うことを聞いてくれない。
「このままだったら風邪ひくからうちで良いなら来る?」
すると食いつくように「良いんですか!?」
それから自宅に帰って、その子と世間話をしていました。
「俺明日仕事が早いから風呂入って良いよ。先に寝るから」
その子がシャワーに行って数分絶たずに寝落ちしました。
それから夜中、ふと目が覚めて横を見てみると女の子が密着してスースー寝息を立てて寝ていました。
一瞬ビックリしましたが、異性の人が横で一緒に寝ているのが久しぶりすぎてそのまま寝ました。
朝になって目が覚めたらその子は居なくなっていました。
置き手紙があって
「ホントにありがとうございました!やっぱり家に帰ります。こんな事してちゃダメですよね^^;感謝しています!」と。
それからこの子と会うことはありませんでした。
偶然とはいえ、一泊でも一緒に横になって寝てくれたことになんだか気分がスッキリしました。
とはいえ、神待ち掲示板なんて出会い系サイトがこういった家出少女が使っているのかと思うと
ちょっと可哀想だなと思いました。