神待ち掲示板は家出少女が男性に助けを求めるためのサイトだと認識している人も多いでしょう。
しかし最近神待ち掲示板は家出少女よりも家無し女性の利用が増えているのが目立ちます。
家出少女は家自体を失ってしまった訳ではありません。
親がいて自宅が存在していても親と不仲だったり自宅に居場所がなかったりして自らの意思で家を出ていきます。
ですが家無し女性はそうではありません。
本人の意思に関係なく家を失ってしまったのです。
その背景には日本社会の問題点がコロナ禍によって浮き彫りにされてしまったと言えます。
もともと若い女性の多くは非正規社員として低収入でギリギリの生活を送っていた人が多かったのです。
ギリギリの生活なので貯金は出来ずにコロナ禍で失業してしまうとすぐに家を失ってしまう事になります。
例えば家賃を滞納してしまうと家主から追い出されてしまいますよね。
また非正規社員の中には会社の寮に住んでいる人に少なくありません。
そういう人が仕事を失うという事は同時に住む場所も失う事を意味しています。
そして以前であれば貧困女性のセーフティネットとしてネットカフェや夜の仕事が存在していました。
家を失ってもスマホで単発のアルバイトをすればネットカフェに泊まる事が可能です。
さらにキャバ嬢や風俗嬢など夜の仕事を選べば短期間でも高収入を稼ぐ事が出来ました。
ですがコロナ禍ではネットカフェは人が集まる空間で換気もほとんど行われていないので感染のリスクが高まります。
しかもコロナ不況で単発のアルバイトの求人自体がほとんどなくなってしまいました。
さらに夜の仕事は密着しなければ出来ない仕事なのでますます感染のリスクが高くサービスを利用する男性も激減している状態です。
つまり従来のセーフティネットが機能せず失業すると即家無し女性として困窮してしまうという訳です。
では神待ち掲示板であれば家無し女性のセーフティネットになりえるのでしょうか?
確かにコロナ禍でセックスをする事自体を控えようと徹底して予防につとめている男性もいます。
ですがいつコロナ禍が終息されるのか分からない状態でずっと禁欲生活を送る事など不可能です。
そのため夜の仕事であれば利用した事が家族や会社にバレたら大変だし相手にする客数も多いだろうから感染のリスクが心配と敬遠されます。
でも家無し女性は一般女性なので1日に相手をする人数は1人だけです。
それに一般女性とこっそりラブホに行ったとしても自分が黙っていれば家族や会社にバレる事はないからリスクは低い。
そう判断して欲求不満を解消出来る相手を探すためにコロナ禍でも神待ち掲示板は利用されるという訳です。